千本釈迦堂の国宝の本堂の前に咲く桜は阿亀桜(おかめざくら)と名付けられています。

桜の千本釈迦堂

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千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)
大報恩寺(だいほうおんじ)

 正しい寺名は大報恩寺(だいほうおんじ)ですが、本堂には行快(鎌倉時代初期の仏師、快慶の高弟)作の本尊釈迦如来座像が安置されており、これが千本釈迦堂と呼ばれる由縁となっています。本堂は「釈迦堂」とも言われています。応仁の乱の被害を逃れ創建時の姿をとどめている大報恩寺の本堂は国宝に指定されていて、京都市に残る最も古い仏教建築の一つです。

 真言宗智山派に属する瑞応山大報恩寺の創建の歴史は古く、鎌倉時代の承久3年(1221)に、義空上人(1172~1241、奥州の藤原秀衡の孫)がこの地に小堂を建てたのが始まりとされています。
 
 本堂とともに有料(500円)で拝観できる霊宝殿では快慶の作による十大弟子像や六観音菩薩像、銅像釈迦誕生仏立像、千手観音立像などの数多くの文化財が拝観できます。本堂の本尊釈迦如来座像は秘仏となっています。

  良妻の鏡である「おかめさん」を祀るおかめ塚にまつわる逸話があります。本堂の造営を引き受けた棟梁が上棟式の目前に大事な四本の柱の一本を誤って短く切ってしまって困っていると、妻のおかめが「他の柱も短く切って揃えれば」と提言しました。 棟梁は残った三本の柱も同じ長さに切り、それぞれに枡組を足して見事に完成させました。おかめは「私の入れ知恵で本堂が完成したことが知れると夫を傷つける」と考え、上棟式の前日に自刃しました。

 本堂の前で美しい花の枝を垂れる早咲きの枝垂桜は「おかめ桜」と名付けられています。

 別サイトの千本釈迦堂の桜(大報恩寺おかめ桜)の写真のページもご覧ください。

千本釈迦堂の所在地
 京都市上京区今出川七本松上ル溝前町
千本釈迦堂の拝観
 境内無料
大報恩寺本堂と霊宝殿の拝観
 大人 500円
 大学・高校生 400円
 中学生以下 300円
 団体割引あり
千本釈迦堂の拝観時間
 
午前9時~午後5時
千本釈迦堂へのバス
 市バス「上七軒」下車、徒歩数分
 市バス「千本上立売」下車、徒歩数分