三井寺は近江八景の三井の晩鐘で有名な長等山園城寺という天台宗寺門派の総本山です。

桜の三井寺、園城寺

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 大津市の大門通をまっすぐ西に進むと園城寺の表門である大門があります。大門は国の重要文化財に指定されています。元は同じく滋賀県湖南市の常楽寺にあった門を慶長6年(1601)に徳川家康によって移築されたもので、両脇に仁王像が立つ二層の門で仁王門の形になっています。

 三井寺の名で親しまれている寺院ですが、園城寺が正しい名前です。園城寺は国宝や重要文化財を数多く所有する歴史に溢れる湖国の大寺院です。天台寺門宗総本山の園城寺は本朝四箇大寺の一つに数えられる古い寺院で、歴史の渦中で法難をいくつも乗り越えて今に至りました。桜や紅葉に彩られる美しいお寺としても親しまれています。

 園城寺(三井寺)の中心をなす大きな建物の金堂は国宝に指定されています。金堂は豊臣秀吉の正室北政所(きたのまんどころ)の寄進により慶長4年(1599)に再建された建物で、春四月の上旬には金堂の前の広場に通ずる参道の両側には満開の桜が並びます。園城寺本尊の弥勒菩薩は金堂に安置されています。金堂の南東には近江八景の一つに数えられる「三井の晩鐘(ばんしょう)」の鐘楼が建つています。この鐘楼は慶長7年(1602)に再建されたもので国の重要文化財に指定されています。

 西国観音巡礼第十四番札所の観音堂は寺域の南東部の高台にあり、琵琶湖と大津の町並みが見下ろせます。大勢の参詣者で賑わう観音堂には重要文化財の如意輪観世音菩薩がお祀りされています。

園城寺の所在地
 滋賀県大津市園城寺町246
園城寺の入山料
 大人 600円
 中学・高校生 300円
 小学生 200円
 団体割引あり
園城寺の拝観時間
 
午前8時より午後5時
園城寺への電車とバス
 京阪電車石山坂本線「三井寺」下車徒歩約10分
 JR「大津京」駅より京阪バス「三井寺」下車すぐ