本満寺は徳川家の祈願所でもあった寺院です。

桜の本満寺

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 本満寺は室町時代の応永17年(1410)に日秀上人(近衛道嗣の子)が本願満足寺の寺名で創建しました。創建時の場所は今の上京区役所のある今出川新町の元近衛亭のあった所で、現在は町名が「元本願寺町」で残っています。天文5年(1536)の天門法華の乱で焼き討ちに遭遇して諸堂がことごとく焼失しました。その後に関白の近衛尚通(このえひさみち、戦国時代の公家、1472~1544)が現在の寺町通今出川を少し北へ歩いた所に場所を変えて再建しました。

 本満寺は後奈良天皇(在位1526~1557)の勅願寺となり、江戸時代には徳川吉宗(第8代将軍)の病気平癒を祈願した由縁で本満寺が徳川家の祈願所でもありました。

 本満寺は日蓮宗の本山で、本尊の日蓮自作と伝わる日蓮上人像が十界大曼荼羅(じっかいだいまんだら)とともに安置されています。

 忠義で知られる出雲の武将の山中鹿之助(1545~1578、尼子氏の家臣)の墓が境内奥の墓地に見られます。

 本満寺が所蔵する伝太子筆紺紙 金泥一字宝塔法華経並普賢経9巻が国の重要文化財に指定されていますが、京都国立博物館に預託されています。

 本満寺は観光寺院ではありませんが、ソメイヨシノや枝垂桜などの花が咲き揃う春には多くの人が訪れます。門を入って左(北)に歩いた所に大きく枝を垂れる枝垂桜がことのほか美しく、この桜の木は円山公園の枝垂桜の姉妹樹とも言われています。本満寺の初夏5月には境内のあちこちで牡丹の花がきれいに咲きます。

 別サイトの本満寺の桜(京都の観光)の写真のページもご覧ください。

本満寺の所在地
 京都市上京区寺町通今出川上る2丁目鶴山町16
本満寺の拝観
 
境内自由
本満寺の拝観時間
 
午前9時より午後5時
本満寺への電車
 京阪「出町柳」駅より徒歩約10分