天龍寺の曹源池庭園は夢窓疎石が作庭しました。

桜の天龍寺

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 京都五山の第一位という寺格を持つ天龍寺は、足利尊氏(1305~1358)が暦応2年(1339)に後醍醐天皇の菩提を弔うために、夢窓疎石(むそうそせき)を開山に迎えて創建したと伝えられています。室町幕府を開いた後醍醐天皇は在位が文保2年(1318)から暦応2年(1339)までの第96代天皇です。(夢窓疎石は京都南北朝時代の臨済宗の僧で1275生~1351没。)

 天龍寺の創建当初の寺域は渡月橋から亀山公園までも広がり、そこには百五十を超える塔頭子院が建っていました。応仁の乱や重なる火災に遭遇し、幕末の蛤御門の変では焼き討ちされ、堂宇はことごとく焼失しました。その為に再建を幾度も繰り返してきましたが、今に見られる諸堂のほとんどは明治時代に再建されたものです。

 天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山で正式名が霊亀山天龍資聖禅寺(れいきざんてんりゅうしせいぜんじ)といい、大方丈に重要文化財の釈迦如来坐像を本尊としてお祀りする禅寺です。天龍寺は平成6年(1994年)に世界文化遺産に指定されました。法堂の天井に描かれている加山又造の筆による「雲龍図」は、どこから見てもこちらを睨んでいるように見えると言われています。

 絹本著色(けんほんちゃくしょく)夢窓国師像3幅など数多くの重要文化財を所蔵しています。

 夢窓疎石の作と伝えられる方丈庭園は、曹源池(そうげんち)を中心にする池泉回遊式庭園で嵐山の桜や紅葉に彩る木々の山肌を借景として見られます。四季それぞれに桜、新緑、紅葉、雪と美しい庭が観賞でき、開山当初の面影を今に伝えられています。この方丈庭園は国の史跡、特別名勝として日本で最初に指定されました。

 後醍醐天皇が崩御なされた吉野山より天龍寺に山桜を移植したと伝わります。後醍醐天皇を祀る多宝殿の前にひときわ美しい枝垂れ桜が咲きます。天龍寺の境内全体には200本ほどのソメイヨシノや枝垂れ桜が咲き揃います。境内西の「望郷の丘」に登ると満開の桜の間から遠く京都東山の山並みが見渡せます。

 天龍寺の桜のページもご覧ください。

天龍寺の所在地
 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
天龍寺の庭園拝観料
 大人 500円
 大学・高校生 500円
 中学・小学生 300円
 幼稚園児以下無料
 諸堂拝観は300円追加
天龍寺の拝観時間
 
午前8時半より午後5時半
天龍寺への電車とバス
 嵐電「嵐山」下車すぐ(道路の向かい)
 市バス・京都バス「嵐山天龍寺前」下車すぐ