隨心院は遅咲きの梅と小野小町で知られた寺院です。

桜と梅の隨心院

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隨心院(ずいしんいん)
 隋心院の創建は平安時代の中期に遡ります。正暦2年(しょうりゃく、991)に仁海僧正(弘法大師の弟子、にんかいそうじょう)が一条天皇より小野の地を賜り牛皮山曼荼羅寺(ぎゅうひざんまんだらじ)を創建しました。その後に第五世住持の増俊阿闍梨(ぞうしゅんあじゃり)が曼荼羅寺の子房として隨心院を建立したのがこの寺の始まりです。鎌倉時代の中期に第七世親厳大僧正が後堀河天皇(在位1221~1232)より門跡の宣旨を受けて由緒ある門跡寺院となりました。

 承久の乱、応仁の乱で七堂伽藍が焼失しました。江戸時代初期の慶長4年(1599)に本堂が再建され、その後に門跡が入山して寺領も大きくなりました。現在見られる本堂はこの時に建てられたもので、本尊に如意輪観音菩薩坐像をお祀りしています。隨心院は真言宗善通寺派の大本山です。

 隨心院は小野小町(おののこまち)の邸宅跡ともいわれています。小野の地名のこの辺りは古来より小野一族が栄えた場所であって、六歌仙の一人で絶世の美女であった小野小町にゆかりのあるものが見られます。小町を慕い百夜通いの伝説を持つ深草少将の恋文などを埋めた文塚(ふみづか)や、小町が使っていた化粧の井戸などが残されていて、今も見ることができます。

 3月下旬の隨心院の梅園では八重の薄紅色(はねず色)の梅の花が咲き揃います。約400坪もある梅園で遅咲きの梅が咲き揃う3月の最終日曜日に、はねず色の小袖姿の少女たちの「はねず踊り」が行われます。

 4月初旬には随心院の総門や薬医門の前の背の高い桜の古木の花が咲き揃います。隨心院の秋は紅葉が赤く色付きます。隨心院の紅葉、梅、桜(京都山科)をクリックしてください。

隨心院の所在地
 京都市山科区小野御霊町35
隨心院の拝観料
 
500円
隨心院の拝観時間
 
午前9時より午後4時半
隨心院への電車
 地下鉄東西線「小野」下車徒歩約5分